「THE SECOND〜漫才トーナメント〜 2025」の放送後、SNSや視聴者の間で「審査がおかしい」「偏りがあったのではないか」という声が広がりました。
特定のコンビへの低評価への疑問、明石家さんまによる公開批判、優勝ネタへの異議。例年以上に審査基準への注目が集まった大会となりました。
本記事では、批判の具体的な内容と背景、審査ルール自体の構造的な問題、そして2026年大会での変化まで整理します。
2025年大会で出た批判の内容
※写真(ツートライブ)
囲碁将棋への不自然な低評価
2025年大会でもっとも大きな議論を呼んだのが、準決勝における囲碁将棋への採点です。
実力派として知られる囲碁将棋に対し、「1点(面白くなかった)」が不自然に多く投じられ、視聴者から強い違和感の声が上がりました。
この採点結果には明石家さんまもラジオ番組で「どう考えてもおかしい」と苦言を呈し、フジテレビへ問い合わせる可能性を示唆するなど、大会の外にまで波紋が広がりました。
一般審査員の「空気感」への依存
プロ審査員ではなく観客100人が採点する形式ゆえに、会場の盛り上がりや「このコンビを勝たせたい」という感情が点数に影響しやすいという指摘も相次ぎました。
純粋な技術評価よりも、その場の空気が結果を左右するのではないかという疑問です。
優勝ネタの内容への異議
優勝したツートライブのネタについて、一部の視聴者から内容への疑問の声が上がり、それを高く評価した審査基準や番組制作側の姿勢への批判につながりました。
ただしこれは視聴者の価値観の違いによる部分も大きく、ネタの評価基準に絶対的な正解がない難しさを改めて示した形となりました。
審査ルールは公平だったのか
THE SECONDが採用している採点方式は、一般観客約100人が「1点・2点・3点」の3段階で評価し、合計得点で勝敗を決めるというものです。
同点の場合は「3点(最高評価)」をつけた人数が多い方が勝ちます。
ルールの長所
このルールの最大の利点は、知名度や実績ではなく「その場にいる100人が感じた面白さ」だけで評価される点です。
また、対戦相手両方に同じ点数をつけることも可能なため、片方を贔屓する構造にはなっていません。
リアルタイムで得点がモニターに反映される透明性も、このルールの強みです。
ルールの構造的な限界
一方で、観客100人の好みや客層によって結果が左右される点は否定できません。
ゆったりした漫才より激しい漫才が有利になる日もあれば、その逆もあります。
また、会場の空気や前のネタの影響など、ネタの質以外の要素が採点に影響する可能性は構造上排除できません。
結論として、このルールは「プロが技術を採点する」仕組みではなく、「その場の100人の笑いを数値化する」仕組みです。
どちらが優れているかではなく、目的が異なります。
2025年に批判が集まったのは、このルールの限界が顕著に出た場面があったためと言えます。
「審査がおかしい」と話題になった内容
※写真(囲碁将棋)
審査ルール自体は透明性があり、一定の公平性を保った設計になっています。
ただし、囲碁将棋への採点については「不自然な1点が集中した」という事実があり、明石家さんまのような業界の第一人者も公式に疑問を呈した点は重く受け止める必要があります。
「審査そのものが不正だった」とは言えないものの、「観客審査の構造上のリスクが現れた事例」として、大会側が向き合うべき問題だったことは確かです。
2026年大会の審査はどう変わるか
2026年大会でも基本的な審査方式(一般観客約100人・1〜3点制)は継続されています。
過去3回の大会を経て、運営側も審査の透明性向上に取り組んでいます。
即時投票・即時結果表示による集計の可視化、誰がどのタイミングで投票したかが分かりやすい演出などが強化されました。
ただし、観客の好みや客層によって結果が変わりうるという構造的な課題は、2026年大会でも引き続き存在します。
審査への疑問が出やすい大会である以上、視聴者側もルールの性質を理解した上で楽しむことが、議論を建設的にする上で重要です。
まとめ
- 2025年大会では囲碁将棋への採点をめぐり、明石家さんまも公言するほどの批判が出た
- 一般観客審査は透明性があり民主的な一方、客層や空気感に左右されやすい構造的な限界がある
- 「審査が不正だった」とは言えないが、「ルールの限界が顕著に現れた事例」として大会側に問われた問題だった
- 2026年大会でも基本ルールは継続。透明性の向上は図られているが、構造的な課題は残る
漫才という主観的な芸を100人で採点する以上、全員が納得する結果は難しい面があります。
批判の声が出ること自体は大会への関心の高さの表れでもありますが、運営側には審査の信頼性を高め続ける責任があると言えるでしょう。



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