話題のタネ

ホタテガイの貝殻の価値

中身はカラでもまだまだこれから

ホタテ貝殻の使い道と特徴

機能材料に 

自然が作り出した独特な構造が材料に特異な性能を付加します

脱炭素に 

重量比で95%が炭酸カルシウム(CaCO3)のため、CO2固定にも貢献できます

浄水に 

一般的な炭酸カルシウムとは異なり、溶液中から金属イオンを除去することができます

機能性がある

ホタテ貝殻粉末を用いて、金属イオンを水溶液中から除去することができます。除去可能な元素は、ストロンチウム、銅、亜鉛など2価の金属元素です。

簡単に集まる

ホタテガイ(Scallop shell)は、他の貝類と異なり、大量に養殖され、大量に加工所でむき身にされます。そのため、一か所に多量のホタテ貝殻が集積します。回収が容易であり、工業化に適した貝殻と言えます。

その他の特徴

  • 食材として日本のみならず海外からも需要が高く、材料として貝殻の安定供給が可能。
  • 貝殻の主成分はCaCO3なので、CaCO3の化学的性質のみを利用する場合、利用法として不適です。なぜなら、日本国内に豊富にある石灰石がCaCO3の原料としてすでに使われているためです。

FAQ

Q. 貝殻はきれい?

貝殻は、付着した海藻などの汚れを洗浄したものを使用します。蝶番も除去します。

Q. 200℃以上で焼く?

いいえ。貝殻は焼きません。なぜなら、貝殻を構成する5%の有機物が重要と考えられるからです。

Q. CaOとしては使える?

はい。貝殻を800℃以上で焼成することで、酸化カルシウム(CaO)になります。ただし、構造が崩れるため、貝殻特有の性質を生かすならば、推奨していません。

Q. 粉の粒径は?

目的によって変えられます。実験段階では、50μm程度の粒径の粉末を使用しております。

Q. 土壌改良もできる?

貝殻に含まれるカルシウムや微量元素により、土壌改良ができる可能性はあります。

Q. プロトタイプはある?

はい。粉砕条件をコントロールした粉末があります。適応先が未定のため、それ以上のプロトタイプはありませんが、ご要望に合わせて作成可能です。

概要

会社名未定(2023年度に設立予定)
連絡先未定(2023年度に設立予定)
URLhttps://wadainotane.com

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