車椅子同士が激しくぶつかり合う「マーダーボール」こと車椅子ラグビー。
日本代表は2024年パリパラリンピックで金メダルを獲得した、世界ランキング1位の強豪チームです。
2026年4月放送開始のTBS日曜劇場『GIFT』をきっかけに興味を持った方も多いのではないでしょうか。
この記事では、日本代表を支える主力選手からレジェンドまで、知っておきたい選手たちを一挙に紹介します。
選手のストーリーや特徴を知っておくと、試合観戦がぐっと面白くなります。
日本代表の顔!パリ金メダルを支えた主力選手
世界一を支える現役スター!車椅子ラグビー日本代表の注目選手について紹介します。
池 透暢(いけゆきのぶ)選手/クラス3.0
1980年生まれ、高知県出身。2014年から日本代表キャプテンを務め、リオ・東京・パリと3大会連続でキャプテンとしてチームを率いてきた、まさに日本代表の顔です。
正確なロングパスで試合を組み立てる「司令塔」タイプで、精神的支柱としての存在感も抜群。2024年パリ大会決勝ではアメリカを破り、金メダルを手にしました。
チームの強さについて池選手は「仲間を信じる信頼関係の上に成り立っているチームになったことが、東京大会に比べてレベルアップできた点だ」と語っています。
個の能力だけでなく、チーム全体の連携と信頼関係こそが日本の強さの根幹です。
2028年ロサンゼルスパラリンピックでの連覇に向け、現在も第一線で活躍中です。
池崎 大輔(いけざきだいすけ)選手/クラス3.0
1978年生まれ、北海道函館市出身。6歳のとき、手足の筋力が徐々に低下する難病「シャルコー・マリー・トゥース病」と診断されました。
2008年に車椅子ラグビーに転向後、めきめきと頭角を現し、2018年世界選手権決勝でオーストラリアを破って日本初優勝を果たした際にはMVPを獲得。
パリパラリンピックには4大会連続出場を果たしたレジェンドです。
高速な車椅子さばきと圧倒的な攻撃力は他の追随を許さず、長年にわたり日本代表の攻撃を引っ張ってきました。
橋本 勝也(はしもとかつや)選手/クラス3.5
2002年生まれ、福島県出身。先天性四肢欠損で幼少期から車椅子に乗って育ちました。
中学2年生で競技を始め、わずか2年で日本代表強化指定選手に選出。16歳で出場した2018年世界選手権でも優勝を経験した、規格外のスピードで成長した若きエースです。
2024年パリパラリンピックでは大会通算79トライというチーム最多記録を打ち立て、金メダル獲得に最も貢献した選手のひとり。
2028年ロサンゼルス大会では、日本の主軸として大きな期待がかかります。
倉橋 香衣(くらはしかえ)選手/クラス0.5(女性選手)
1990年生まれ、兵庫県出身。大学3年生のときトランポリンの練習中に転倒し、頸髄を損傷しました。
悲観することなくリハビリに励み、車椅子ラグビーに出会ってすぐその激しさに魅了されたといいます。
2017年に日本代表唯一の女子選手として選出され、2018年世界選手権優勝、2024年パリパラリンピック金メダル獲得に貢献しました。
障害が最も重い0.5クラスながら、守備とチームの精神的な安定に欠かせない存在です。
パリ大会の金メダル会見では、緊張していた橋本勝也選手が「倉橋選手の笑顔を見て落ち着き、いつも通りプレーできた」と語るエピソードも。
チームの雰囲気づくりという面でも、なくてはならない選手です。
日本代表の歴史を作ったレジェンド選手
島川 慎一(しまかわ しんいち)選手|クラス3.0
熊本県出身。2004年アテネパラリンピックから5大会連続出場という、日本代表屈指のキャリアを誇るベテランです。
堅実な守備力と豊富な経験値で、長年にわたりチームを支えてきました。
2024年パリでも金メダルメンバーとして歴史に名を刻んでいます。
TBS日曜劇場『GIFT』にも出演し、俳優陣のプレーシーンに本物の緊張感と説得力を与えました。
乗松 隆由(のりまつ たかゆき)選手
日本車椅子ラグビー連盟が全面協力したTBS日曜劇場『GIFT』に出演した、もうひとりのレジェンド選手です。
制作陣がわずか1試合のシーンのために5日間を費やしたというこのドラマに、本物の選手が参加することでリアリティが生まれています。
次世代を担う実力派選手
草場 龍治(くさばりゅうじ)選手/クラス1.0
福岡県出身。2024年パリパラリンピック金メダルメンバーです。
障害が重めのクラス1.0ながら、機動力を活かしたプレーが光ります。
ローポインターとしてチームのバランスを保ち、守備の要として欠かせない存在です。
中町 俊耶(なかまちしゅんや)/クラス2.0
2024年パリパラリンピック出場。
2025年ジャパンパラ車椅子ラグビー競技大会ではキャプテンを務めた、次世代のリーダー候補です。
攻守のバランサーとして今後の主力に大きな期待がかかります。
2026年以降の注目大会スケジュール
日本代表が出場する主要な大会を紹介します。現地観戦の参考にしてください。
2026ジャパンパラ車いすラグビー競技大会 4月30日(木)〜5月3日(日)、千葉ポートアリーナにて開催。
世界ランキング1位の日本にアメリカ(3位)、フランス(5位)、カナダ(6位)が集結します。ゴールデンウィーク中の開催で、現地観戦のチャンスです。
車いすラグビー世界選手権(ブラジル) 2026年8月にブラジルで開催予定。パリ金メダルのチャンピオンとして、真の実力が問われる舞台です。
第5回アジアパラ競技大会(愛知・名古屋2026) 10月18日(日)〜24日(土)、愛知県・名古屋市ほかで開催。
日本初開催となる歴史的な大会で、車椅子ラグビーはウィングアリーナ刈谷(愛知県刈谷市)が会場です。
ロサンゼルス2028パラリンピック すべての大会を踏み台に、2028年のロサンゼルスパラリンピックで連覇を狙います。
まとめ
日本代表の選手たちは、それぞれ異なる障害を抱えながら、各自の役割と強みを最大限に発揮してチームを作り上げています。
キャプテン・池透暢選手のリーダーシップ、橋本勝也選手の圧倒的な得点力、倉橋香衣選手の存在感——個性豊かな選手たちが一体となることで、世界一のチームが生まれました。
選手一人ひとりのストーリーを知ったうえで試合を見ると、コート上のすべてのプレーが違って見えてきます。ぜひお気に入りの選手を見つけて、応援してみてください。



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