漫才賞レースといえば若手中心のイメージが強い中、結成16年以上の実力派コンビにスポットを当てた異色の大会がTHE SECOND ~漫才トーナメント~です。
実力は折り紙付きでありながら、ブレイクのきっかけをつかめていないベテランたちがしのぎを削るこの大会は、多くのお笑いファンの注目を集めてきました。
しかし一方で、「優勝してもその後あまり見かけないのでは?」という声があるのも事実です。
特に優勝コンビであるツートライブをはじめ、歴代王者たちの現在の活動や露出状況について気になっている人も多いのではないでしょうか。
本記事では、ザセカンド歴代優勝者の“その後”に焦点を当て、なぜ「売れてない」と言われてしまうのか、その背景やリアルな現状をわかりやすく解説していきます。
華やかな優勝の裏にある、お笑い界の厳しさと可能性を一緒に見ていきましょう。
初代・2代目王者の優勝後のメディア露出変化
初代・2代目王者の優勝後のメディア露出変化について紹介します。
「THE SECOND~漫才トーナメント~」で優勝した初代・ギャロップ(2023年)、2代目・ガクテンソク(2024年)は、優勝を機にメディア露出が大幅に増加し、特に「漫才」を評価される機会が劇的に増えました。
初代王者:ギャロップ(2023年優勝)
※写真(左・林健さん、右・毛利大亮さん)
■テレビ出演の増加
優勝直後からテレビ番組への出演が激増しました。
それまであまり縁がなかった全国ネットの番組出演や、大阪でのレギュラー番組への影響も大きかったようです。
■イベント・舞台の増加
劇場出演の依頼が増え、漫才師としての評価が再認識されています。
■特徴
M-1では結果が出なかったものの、THE SECONDで真価を発揮し、ベテラン漫才師としての地位を確立したといえるでしょう。
2代目王者:ガクテンソク(2024年優勝)
※写真(左・よじょうさん、右・奥田修二さん)
■高評価の定着
もともと漫才の技術は高く評価されていたが、優勝によってその実力が全国区で証明されました。
■メディア露出の爆発的増加
優勝直後は情報番組やバラエティ番組に引っ張りだことなり、特に関東圏での露出が急増しました。
■単独ライブの成功
優勝後の単独ライブのチケットが即完売するなど、ファン層の拡大とライブ需要が高まりました。
■特徴
結成16年以上というキャリアの中で、確実な実力を持ったコンビが大きなチャンスを掴む典型例となりました。
共通する変化
■「漫才で食べていける」状況の強化
優勝賞金1000万円に加え、劇場出演やメディア露出により、漫才師として経済的・精神的な余裕が生まれました。
■テレビでの「漫才」披露機会
バラエティだけでなく、ネタ番組やトーク番組で漫才の技術を披露する機会が増えました。
■信頼の向上
ベテランの底力を見せつけたことで、芸人仲間や業界関係者からの信頼が高まっています。
両コンビとも、優勝をきっかけに「実力派漫才師」としての確固たる地位を築き、若手中心のメディア環境から、ベテランも主役となる新たなポジションを獲得しています。
ツートライブは優勝後に売れた?現在の活動状況
※写真(ツートライブ・左・たかのりさん、右・周平魂さん)
ツートライブは優勝後に売れた?現在の活動状況について紹介します。
2025年の『THE SECOND~漫才トーナメント~2025』で3代目王者に輝いたツートライブは、優勝後、大きな反響とともに仕事が急増し、確実な売れっ子の仲間入りを果たしました。
THE SECOND優勝後の売れ行き
■仕事が急増し「休みがない」
優勝後、スケジュールが埋まり、以前とは比較にならないほどの多忙な日々を送っています。
■東京の仕事が急増
優勝直後からメディア出演やイベント出演依頼が殺到。優勝会見の数日後には東京での仕事に登場しています。
■大阪凱旋での反響
優勝翌日、ホームの大阪・よしもと漫才劇場のステージ数が増やされるなど、地元でも大歓迎を受けました。
現在の活動状況(2026年5月時点)
■東京進出を実現
2026年4月に活動の拠点を大阪から東京へ移しました。
■拠点は見取り図ハウス
東京での仕事の拠点は、見取り図のYouTubeスタジオ(通称:見取り図ハウス)を活用し、さらなる飛躍を目指しています。
■大阪の愛されキャラは継続
大阪市西区の「住みます芸人」としての活動や、地元メディアへの出演も継続しつつ、全国区のテレビ・ラジオ番組への出演が増加中です。
優勝賞金1000万円に加え、22番組の出演権を獲得したことで、2026年はテレビでツートライブを観る機会が非常に増えている状況です。
優勝してもブレイクが難しい「ベテラン芸人」の壁
優勝してもブレイクが難しい「ベテラン芸人」の壁について紹介します。
なぜ「THE SECOND 優勝」でもブレイクが難しいのでしょうか。
番組自体がお笑いコア層向け
4時間10分の生放送に6分のネタを14本見せる構成は、芸人にとって嬉しいものである一方、お笑い通でなければ見続けるのが難しい長さと量になっています。
芸人へのリスペクトと愛情を前面に出した構成・演出は「お笑い通の視聴者に響く」一方で、お笑いにフラットな一般層に響くかどうか疑問が残ります。
実際、一般層の反応は乏しく、大衆的な話題にはなりにくい状況があります。
つまり「熱狂するのはお笑いファン」で、M-1のように国民的な話題にはなりにくいわけです。
すでに関西では有名・でも全国では無名
ツートライブのたかのりさん自身が「劇場の小さい場所でも、めちゃくちゃウケたのに…狭いところでは面白いと思ってもらえても、広いところで面白いと思ってもらえるのは難しい」と語っています。
地元では実力者として知られていても、全国区の「顔」がないためテレビ起用につながりにくい構造があります。
M-1と比べて番組の規模・話題性が弱い
THE SECONDはそもそも、M-1グランプリに出場できずブレイクのきっかけが見出せない漫才師のための「セカンドチャンス」として立ち上げられた番組です。
つまりスタート地点が違います。
M-1は優勝すれば国民的注目が集まりますが、THE SECONDはまだ歴史が浅く、その後の番組オファーや知名度の連動が追いついていないようです。
ただし、ギャロップ・マシンガンズ・ガクテンソク・ザ・パンチなど、THE SECONDでの活躍を機に世間の注目を集めたベテランも多く出てきており、大会自体の認知度は着実に高まっています。
ツートライブも東京進出を決めており、今後の展開が注目されます。
ザセカンド優勝が芸人のキャリアに与える影響
ザセカンド優勝が芸人のキャリアに与える影響について紹介します。
「THE SECOND〜漫才トーナメント〜」の優勝は、結成16年以上のベテラン・中堅芸人にとって、まさにキャリアのセカンドチャンスとなる多大な影響を与えます。
メディア露出と仕事の激増テレビ・ラジオ出演の増加
優勝直後からメディア出演が急増し、全国区の知名度を獲得するきっかけとなります。
■「凱旋」効果
地方局での仕事や、地元での活動(ローカル芸人からの脱却)がより全国的な規模に広がります。
■スケジュールの大幅な変化
ギャロップのように、優勝直後はスケジュール帳が真っ黒になる(忙しくなる)と表現されるほど、仕事の量と質が向上します。
漫才師としての評価・ステータスの向上
■「漫才のプロ」としての認定
実力はありながらスポットライトが当たらなかった中堅・ベテランに、正当な評価が与えられます。
■若手賞レースとは異なる認知
『M-1グランプリ』などの若手賞レースとは異なり、成熟した技術や平場のトーク力(実力)が認められます。
具体的なキャリアの転換点
■「引退」の回避・再起
芸人を辞めることを考えていた芸人にとって、大きなモチベーションや継続する理由となります。
■お笑い人生の総仕上げと再スタート
30年以上前説を続けていた芸人が脚光を浴びるなど、長いキャリアの集大成となる役割を果たします。
「THE SECOND」優勝は、安定した仕事と芸人としての再評価、そして長年の努力に対する報いとして、キャリアに非常に大きなインパクトを与えています。
まとめ
結成16年以上の実力派漫才師たちがぶつかり合うことで話題を集める「THE SECOND」ですが、優勝したからといって必ずしも一気にブレイクするわけではないのが、この大会のリアルな部分です。
歴代優勝者たちは確かな実力を評価される一方で、「思ったよりテレビ出演が増えていない」「まだ世間的な知名度が低い」といった声も少なくありません。
特にツーんトライブのように、実力派でありながら“売れてない”と言われる背景には、バラエティ適性や露出機会、現在のテレビ業界の流れなど、さまざまな要因があります。
ただ、「THE SECOND」は単なるブレイク番組ではなく、長年活動を続けてきた芸人たちが再評価される舞台でもあります。
実際に大会をきっかけにライブ人気やSNSでの注目度が上がったコンビも多く、今後さらに再ブレイクする可能性は十分あります。
これからの「THE SECOND」では、優勝した瞬間だけでなく、その後にどんな活躍を見せるのかにも注目していきたいですね。


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