ミラノ・コルティナ冬季オリンピックから新種目として採用された「デュアルモーグル」。
これまでのモーグル競技とは一味違った、選手同士の駆け引きとスピード感が魅力の種目です。
そんなデュアルモーグルについて、「どんなルール?」「どうやって勝敗が決まるの?」など疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
こちらの記事では、デュアルモーグルのルールや注目されている日本人選手まで詳しくご紹介します。
1対1のガチンコ勝負!新種目「デュアルモーグル」の基本ルール
デュアルモーグルの基本ルールをご紹介します。
- 2人の選手が並んで滑走
- コースには、コブ・2つのジャンプ台が設置されている
- ジャンプ台では、回転などの空中技を披露する
- コースの全長は、200m~270mの範囲
- 「ターン」「エア」「スピード」の3つの基準で評価される
- 得点の割合は「ターン」60%、「エア」「スピード」がそれぞれ20%ずつ
- 採点方式は”投票制”で、全35票のうち過半数の18票以上を獲得した選手が勝利する
「ターン」「エア」「スピード」の採点についても詳しく見てみましょう。
「ターン」
フォールライン(最大傾斜線)に沿ってまっすぐ滑り降りてるか、コブを滑る際にしっかりと衝撃を吸収できているか(上半身が上下しないのが理想)が採点のポイント
「エア」
2つのジャンプ台で行われる空中技の演技の点数。高さと飛距離が出るほど高評価を受けられますが、空中姿勢や着地後にスムーズに次のターンへ移動できているかも大きな採点ポイントとなります。
「スピード」
コースの全長と基準タイムに基づいて算出されます。設定されたペースタイムに対してどれだけ速かったか、遅かったかで点数が決まります。
どっちが勝った?初心者が知っておきたい「判定」のポイント
デュアルモーグルをより楽しむために、「判定」のポイントを押さえておきましょう。
まずは、「どちらが先にゴールしたのか」です。タイムの速い方が勝つ確率が高いので、初めて観る人でもわかりやすいポイントです。
ただ、「先にゴールした方が勝ち」とは限らないのがモーグルのおもしろいところなんです。
そこで次に押さえたいポイントが、「ターンとエアの正確さ」。
相手より遅れてゴールしても、ターンやエアが正確であれば逆転勝利も可能です。
エアの着地が乱れていなかったか、ターンの時に足や板が開いていないかというところにもぜひ注目して観戦してみてください。
金メダル最有力!エース堀島行真と日本代表の注目選手たち
ミラノ・コルティナ冬季オリンピックのデュアルモーグルに出場する日本代表の注目選手をご紹介します。
堀島 行真(ほりしま いくま)
金メダル最有力候補といわれている、日本モーグル界のエース・堀島行真選手です。
世界最高峰ともいわれるカービング技術と、高い空中感覚を持つ選手で、男子でも最高難度とされるエアの技「コーク1440」や「ダブルフル」を得意としています。
ワールドカップ総合首位を走る勢いそのままに今大会に臨んでおり、金メダル獲得が期待されています。
西沢 岳人(にしざわ がくと)
正確なスキー操作技術が持ち味で、難しいコースであるほど強さを発揮する選手。
ワールドカップでもトップ8入りするなど、安定した成績を収めています。
今回が初めてのオリンピック出場となる西沢選手の活躍に注目が集まっています。
冨髙 日向子(とみたか ひなこ)
女子の注目選手は「日本女子モーグル界の絶対的エース」冨髙日向子選手。小柄な体格を感じさせないダイナミックなエアと、リズミカルで安定したターンが強みの選手です。
2025年の世界選手権で銀メダルを獲得し、世界トップランカーに仲間入りしました。
多摩大学の職員として働きながら競技をつづける「社会人アスリート」でもある冨髙選手のメダル獲得に期待が高まっています。
心理戦が熱い!隣の選手と競り合う「デュアル」ならではの見どころ
デュアルモーグルは、高度な心理戦が繰り広げられるスポーツでもあります。
視界に相手が入るだけで、「もっと速く滑らなければ」という焦りが生まれます。
この焦りを誘うために先行逃げ切りの形をつくったり、あえて相手に先行させて「追いつかれるのではないか」というプレッシャーを与えたりと、様々な戦略を選手たちは考えています。
デュアルモーグルでは、メンタルコントロールも勝敗を左右する大きな要因です。
いかに冷静にレースに臨めるかが、パフォーマンスを発揮するために必要になります。
まとめ
今回は、ミラノ五輪の新種目「デュアルモーグル」のルールや注目の日本人選手など詳しくご紹介しました。
新たな魅力がたくさん詰まったデュアルモーグル。
ご紹介したポイントや見どころにも注目しながら、観戦を楽しんでみてくださいね。
日本人選手のメダル獲得に期待して、応援しましょう。


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