英語を話せるようになりたいと思っても、声に出す練習は少しハードルが高く感じるもの。
そんなときに試しやすい方法として人気なのが「シャドーイング」です。
この記事では、シャドーイングの基本と、初心者〜中級者が使いやすいYouTubeチャンネルを紹介します。
英語シャドーイングとは？
シャドーイングは、英語の音声を聞きながら少し遅れて声に出す学習法です。
聞こえた音をそのまま真似することで、発音のクセやイントネーション、リズムを自然に身につけられるのが特徴です。
文字を読むよりも「耳でつかむ感覚」を育てられるため、スピーキングとリスニングの両方に効果的だとされています。
特別な準備がいらないので、通勤中や家事の合間など、すきま時間で続けやすいのも魅力です。
英語初心者の人でも取り入れやすい練習法として人気が高まっています。
英語シャドーイングのやり方｜初心者がつまずかないコツ
シャドーイングというと「すべて聞き取らなきゃ」と構えてしまいがちですが、実際は“完璧に聞き取れなくても大丈夫”な学習法です。
まずは気軽に音を追いかけることから始めると続けやすくなります。
まずは音だけを数秒まねしてみる
最初からスクリプト（字幕や台本）を見る必要はありません。
聞こえたまま声に出すだけで十分です。
言えていなくても問題ないので、リズムだけつかむつもりで軽くまねしてみます。
短い単語・短いフレーズから始める
最初から長い文章に挑戦すると、聞き取りも発話も追いつかず挫折しやすくなります。
「Hi」「Thank you」「Here you go」などの短いフレーズだけでもOK。
短いものほど成功体験が積みやすく、続ける力になります。
気になるところだけ字幕やスクリプトで確認する
どうしても聞こえなかった部分だけ、ところどころ確認する程度で大丈夫。
全部を追おうとすると、文字を読むほうに集中してしまい、音をつかむ練習になりにくくなります。
確認したら、字幕を閉じてもう一度シャドーイング
文字で意味を確認したら、再び音だけに集中してまねします。
「音 → 文字 → 音」と戻ることで、自然と耳が英語に慣れていきます。
一度確認した部分が聞こえるようになると、ぐっと楽しくなります。
聞き取れないところは飛ばしてOK
シャドーイングは“全部言えなくても効果がある”学習法。
聞き取れなかった部分はそっと流して、聞こえた部分だけ声に出せば十分です。
気負わず続けることで、少しずつ聞こえる範囲が広がります。
シャドーイングにおすすめのYouTubeチャンネル５選
シャドーイングに取り組むときは、無理なく続けられるチャンネルを選ぶことがポイントです。
ここでは、初心者から中級者まで取り入れやすい５つのチャンネルを紹介します。
それぞれ特徴が異なるので、自分の目的やレベルに合わせて選びやすくなっています。
英語聞き流し｜Sakura English
聞き流し用として有名なチャンネルですが、シャドーイングにも相性がいいです。
難易度が細かく分かれ、動画数もとても多いので、その日の気分やレベルに合わせて選びやすいのが魅力。
初心者から上級者まで幅広く使えます。
nekoenglish
アメリカの子どもが話すレベルの英語や、特定の表現をまとめた動画が多く、初心者でも取り組みやすい構成です。
意味を深く考えず、発音に集中したいときに使いやすいチャンネルです。
日常英会話school ksp English
徹底した反復が特徴のチャンネル。
同じフレーズを何度も繰り返すので、日本語から英語が自然に出てきやすくなります。
複数の声で発音されるため、実践的な感覚をつかむ練習にも向いています。
耳で覚えるネイティブ英語 ねこの「ミミ」
ゆっくりしたスピードで丁寧に繰り返すスタイルが特徴。
日本語→英語（通常）→英語（スロー）→英語（通常）と段階的に進むため、基礎から練習したい人にぴったりです。
落ち着いて続けたいときに使いやすいチャンネルです。
English Learners Podcast
短いフレーズをスクリプト付きで練習できる、イギリス英語のシャドーイングチャンネル。
スクリプトが音声と連動するため、どの部分を読んでいるのか分かりやすく、初心者でも手順を追いやすいのが魅力です。
シャドーイングを効率よく続けるコツ
気軽に続けられる方法を見つける
シャドーイングは、完璧に言えなくても十分効果がある学習法です。
すべてを聞き取ろうとすると負担が大きくなるので、まずは聞こえた部分だけ声に出すところから始めると取り入れやすくなります。
また、自分のレベルに合った動画を選ぶことも大切です。
短いフレーズやゆっくりめの音声から入ると口が動かしやすく、練習のハードルも下がります。
「これなら続けられそう」と感じる内容を選ぶと、習慣化につながりやすくなります。
同じ動画をくり返して耳を慣らす
新しい動画を次々に試すより、気に入った１本をくり返すほうが、フレーズの定着が早くなります。
同じ表現に何度も触れることで、少しずつ聞き取れる部分が増え、口に出すときの抵抗もなくなっていきます。
聞き取れる範囲が広がっていく手応えが生まれると、練習の時間が自然と楽しく感じられるようになります。
英語が耳に馴染んでいく感覚を味わいながら、気負わず続けていきたいですね。
まとめ
シャドーイングは、音をそのまままねするシンプルな学習法ですが、続けるほど耳が慣れていき、英語が聞き取りやすくなる実感が得られます。
短いフレーズや自分に合うスピードの動画から始めるだけで、日常の中でも無理なく取り入れられるようになります。
気に入った動画を繰り返しながら、負担にならないペースで続けていくことが、スピーキングの土台づくりにつながっていきます。
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