ボーリング(※正式には「ボウリング」)を楽しむうえで、「どう投げるか」はスコアを大きく左右する重要な要素のひとつです。
初心者のうちは、ボールが思った方向へ転がらなかったり、安定してまっすぐ投げられなかったりと、フォームに悩むことも多いでしょう。
しかし、正しい投げ方とフォームの基本を理解すれば、安定した投球ができるようになり、ストライクの確率もぐっと上がります。
この記事では、初心者でもすぐに実践できる投げ方のコツや、フォームづくりのポイントをわかりやすく解説します。
ボーリングの投げ方の基本とは?フォームの重要性を解説

ボーリングのフォームは、「スタンス」「助走」「スイング」「リリース」「フィニッシュ」の5つのステップで構成されます。
この流れを安定させることで、コントロールとスコアの両方が向上します。
スタンス
利き足側に軽く重心を置き、背筋を伸ばして自然に立ちましょう。肩や腕の力を抜くのがポイントです。
助走
一定のリズムで歩きながら、腕を振り子のように自然にスイングします。テンポを崩さず、安定感を意識しましょう。
リリース
親指を先に抜き、残りの指でボールを押し出すように離します。力を入れすぎず、自然な流れでリリースするのが理想です。
フィニッシュ
体のバランスを保ちながら動作を終えることで、次の投球にもスムーズに移れます。
安定したフォームを身につけることで、投球の精度が上がり、レーンの変化にも柔軟に対応できるようになります。
反復練習で自分のフォームを固めることが、上達への一番の近道です。
安定した投げ方のコツ|初心者が意識するポイント

安定した投球を目指すために大切なのは、力を抜く・姿勢を保つ・同じフォームを再現するの3点です。
背筋を伸ばし、膝を軽く曲げて、ボールを体の中心(おへその前)に構えると軸が安定します。
リリースでは、手首を固定しすぎず自然に前へ押し出すようにしましょう。
スイングのポイント
- 振り子のように腕を自然に動かす
- 力を抜き、ボールの重さを利用する
- ボールを体の近くでスイングする
姿勢のポイント
- 背筋をまっすぐ伸ばす
- 膝を軽く曲げてバランスを取る
- 肘を体の近くに保ち、まっすぐ構える
リリースのコツ
- 力まず自然にボールを離す
- 手のひらで押し出すような感覚
- 親指の向きを一定に保つことで回転を安定させる
投球の安定にはスピードよりもコントロールが大切です。
毎回同じフォームで投げる意識を持ちましょう。
投げるときによくある失敗とその直し方

初心者がつまずきやすいミスには「内ミス」と「外ミス」があります。
原因を理解し、正しいフォームに修正することで安定した投球が身につきます。
内ミス(ボールが内側に曲がる)
原因
- 上半身が前に突っ込みすぎている
- 手で引っ張るように投げている
- つま先の方向がズレている
直し方
- 左肩を残して突っ込みを防ぐ(右投げの場合)
- スイングを体の近くで行う
- つま先を投球方向に合わせる
外ミス(ボールが外へ流れる)
原因
- スイングが体の外側を回っている
- リリース時の手のひらの角度がズレている
直し方
- 立ち位置とフィニッシュを毎回確認する
- 内股にならないよう注意
- スイングを体の近くで保つ
初心者におすすめの練習法と動画紹介
初心者におすすめの練習法と動画紹介を紹介します。
初心者が安定したフォームを身につけるには、助走リズム・狙う位置・力の抜き方を意識することが大切です。
練習のポイント
- 助走は4歩など一定にしてリズムを覚える
- ピンではなくレーン上の三角マーク「スパット」を狙う
- 体と腕をスパットにまっすぐ合わせる
- ボールを落とすような自然なスイングで投げる
体づくりのトレーニング
- スクワット:下半身の安定感を高める
- 片足立ち:軸足の強化
- プランク:体幹を鍛えてブレを防ぐ
- 手首回し運動:リリースコントロール向上
鏡を見ながらフォームをチェックするのも効果的です。
短時間でも続けることで、フォームが安定し、ケガの予防にもつながります。
まとめ
ボーリングで安定した投球をするには、フォームの基本を理解し、毎回同じ動作を再現することが大切です。
正しい姿勢とスイングを意識すれば、スコアアップはもちろん、投げる楽しさもぐっと広がります。
焦らず、少しずつ自分のフォームを磨いていきましょう。

 
  
  
  
  

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