2022年2月24日
美しい文字や美しい絵をかきたいと思ったとします。そう考えたとき、どういう点に気をつければ良いのでしょうか。いろんな情報が世の中には溢れていますが、自分なりに考えたことは、「何か1つ整っている」ことです。
ここでは、直線(線分)3本を例に考えます。
できるだけ美しく描いてみました。ここから少しづつ崩していきます。まず長さを変えてみます。
まだ綺麗に見えますね。3本とも長さを変えてみます。
だんだん迫ってくるような遠近感が見られます。線の始点が少し右肩下がりになってしまいましたが、始点をバラバラにするとどうでしょうか。
これもきれいに見えます。では、線同士の距離を変えるとどうでしょうか。
少し美しさが低減しましたが、まだ整っている感じがあります。
最後に思い切って「線同士の間隔、角度、始点位置、長さ」の全てをバラバラにしました。
かなり美しさが減ったと感じます。線分であるという共通点が残っているので、何かの芸術が生まれそうですが、冒頭の図より美しいとは言いがたいです。
ということで、美しさを求めるなら、何か1つでも整えたり、共通点を持たせると良いと考えました。