役に立つかもしれないはじめの一歩

パンの耳は3次元

フランスパンを食べているときにふと思いました。なぜパンの耳は耳というのか?まずは辞書やネットを使わずに色々考え、その後辞書で調べた結果、思わぬ解が出ました!

山型の食パン断面の2つの山は動物の耳に見えるから、ここから耳になったのか、
いや、全周耳というので違うなあ…しかも一斤だと360° 耳なので。

一斤の食パン

他に耳という物や事象はあるのか

ピザ耳
南部せんべいの耳

全部、端のことを耳と表現している気はするが、パンの端と言い換えると最端部のみを指す言葉になってしまい、耳全部を表現できないような感じ。

白いふわふわ部分が顔で、周囲が耳なのか。


結論が出ずに行き詰まったため、辞書に手を出す。

耳 = 「織物・紙・食パンなどの端の部分」*1と大辞林には書いてあり、さらにモヤッとした。周辺にも目を通すと、”針の耳 = 針の穴”という言葉が…

針の耳 = 針の穴


これら、”針、ピザ、食パン”全て耳と表現するのは、なにか違和感があるが、より抽象的に次元で説明すると納得できるのではないか。

つまり、
1次元の針の端(耳)に穴
2次元のピザの端(耳)にカリカリ部分
3次元の食パンの端(耳)茶色い固めの部分

そして、
端という言葉に違和感があった、最端部だけを表さないということについては、アンパンの皮という言葉を思いつき、納得。
耳は端部、皮は最端部を表現するのかと。

たまにはwebや辞書を使わずに頭の中だけで考えるのも楽しいと思った時間でした。


参考文献
*1 松村明(編), “スーパー大辞林 3.0”, 三省堂, 電子版